2009年1月7日水曜日

『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ』読了

ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書)
佐藤克文『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書)』を読み終わりました。
面白かったです。
データロガーという装置をペンギンやアザラシやウミガメにつけて、観察できない水中の様子を体温や速度から類推していく研究の、失敗や発見や喜びや驚きが詰まっている。定説や仮説を確認するつもりが、それを覆すような結果が出てきたり、まったく新しい発見があったり。読んでいるこちらもワクワクしてしまう。
中でも個人的に面白かったのは「第2章 浮かび上がるペンギンと落ちていくアザラシ」かな。

普段は推理小説がメインなので、時々意識して他ジャンルの本を読むようにしているけど、これは大当たりでした。海洋生物ファンにはぜひとも読んで欲しい。

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